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TOEICのパート別対策

TOEIC Part6の苦手をなくす!時間配分と勉強法がポイント

Mai Suzuki
保有資格
英検1級、TOEIC965点

学習院大学卒業
大学卒業後、大手英会話スクール講師を経て、現在は都内の専門学校にて講師として教壇に立つ。バークレーハウスではIELTS講座を担当。

Mai Suzuki

都内専門学校英語講師、バークレーハウス非常勤講師

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Part 6は、苦手な方が多いパートですが、コツをつかむと解きやすい問題が多いです。

Part 7に比べると情報の処理量も少なく、短時間で解くのがポイントです。

問題形式、問題数、時間配分を確認して、出題パターンを把握すればかならずできるようになります。

TOEICのPart 6とは

Part 6は、リーディングセクションの中でもっとも問題数が少ないパートです。

問題の内容はPart 5とPart 7を掛け合わせたようなイメージで、文中の空所を埋める問題です。

鈴木先生
鈴木先生

まずは、問題形式からみていきましょう!

問題形式

Part6の問題形式は、4択の空所補充問題です。

Eメール、手紙、お知らせなどの中に一部空欄があります。

空所に適切な単語や熟語、文章を選びます。

問題数

Part 6の問題数は16問です。

全100問あるリーディングセクションに中で、もっとも問題数が少ないパートです。

出題される文章は4つ、1つの文章につき4問の問題があります。

時間配分

リーディングセクションの試験時間は75分です。

そのうち、Part 6にかけられる時間の目安は10分です。

1問約30秒で解くのが理想的なスピードですが、無理に時間制限をするのは禁物です。

急ぐがあまり、しっかり問題に取り組めないということは避けましょう。

鈴木先生
鈴木先生

とくに600点以下の方は、あくまでも目安としてとらえておき、どれくらい時間がかかるかを測ってみましょう!

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Part 6の出題パターン

Part 6の出題パターンは以下の3種類です。

Part 6の出題パターン
  • 文法・語彙問題
  • 文脈問題
  • 文挿入問題

また、正解にたどりつく方法は2種類です。

Part 6の解法タイプ
  • 空欄の文章のみを見て解けるタイプ
  • 文章全体の構成や文脈を見て解けるタイプ
鈴木先生
鈴木先生

どちらのタイプかを見極めて、最適なアプローチで解いていくのがコツです!

以下では、サンプル問題をもとにそれぞれの出題パターンを紹介します。

文法・語彙問題

まずは、サンプル問題にチャレンジしてみましょう。

~サンプル問題~

To: Project Leads

From: James Pak

Subject: Training Courses

To All Pak Designs project leaders:

In the coming weeks, we will be organizing several training sessions for (1)________ employees.

At Pak Designs, we believe that with the proper help and support from our senior project leaders, less experienced staff can quickly (2)________ a deep understanding of the design process.

(3)________, they can improve their abilities to communicate effectively across divisions.

When employees at all experience levels interact, every employee’s competency level rises and the business overall benefits.

For that reason, we are urging experienced project leaders to attend each one of the interactive seminars that will be held throughout the coming month.

(4)________.

Thank you for your support.

James Pak

Pak Designs

(1)

(A) interest

(B) interests

(C) interested

(D) interesting

(2)

(A) develop

(B) raise

(C) open

(D) complete

(3)

(A) After all

(B) For

(C) Even so

(D) At the same time

(4)

(A) Let me explain our plans for on-site staff training

(B) We hope that you will strongly consider joining us

(C) Today’s training session will be postponed until Monday

(D) This is the first in a series of such lectures

解答:(1)C (2)A (3)D (4)B

サンプル問題の(1)は、文法・語彙問題です。

training sessions for ________ employeesの部分をみると、「________な従業員のための研修とあります。」

つまり、どんな従業員かを示している選択肢を選べば正解です。

文法・語彙問題は、Part 6の中でもっとも時間をかけずに解ける問題です。

文脈問題

サンプル問題の(2)と(3)は、文脈問題です。

しかし、解き方のタイプは(2)が空欄前後のみで解けるタイプ、(3)が全体の文脈から解くタイプと、それぞれ異なります。

(2)の選択肢はすべて動詞のため、文法的にはすべてあてはまりますが、意味が通じるのは(A)develop「発展させる」です。

一方、(3)は前後の文のつながりを意識して解く必要があります。

空欄の前の文章:「経験の少ないスタッフは早くデザインの過程の理解を発展させられる」

空欄の後の文章:「彼らは効果的にコミュニケーション能力を伸ばせる」

前後の文章の因果関係をみると、どちらもポジティブな内容となっているため、(D)「同時に」がもっとも適切です。

文挿入問題

サンプル問題の(4)は、文挿入問題です。

空欄に入る選択肢は単語や熟語ではなく、文章となっています。

今回、ポイントとなるのは文章の位置です。

サンプル問題をみると、メールの最後の部分が空欄になっています。

それぞれの文章をみると…

(A)詳しい説明が続きそう

(C)重要な情報を示している

(D)新たな情報を提示している

メールの結びに適切な選択肢は(B)となります。

Part 6を解くうえでのコツ・ポイント

2016年5月以降、TOEICは新形式に変更されました。

新形式でPart6の問題数は、12問から16問になっています。

つまり、読まなければいけない文章が1つ増えたのです。

TOEICが従来以上に読解力を重視していることの表れでもあります。

以下では、Part 6を解く際の3つのコツ・ポイントを紹介します。

「10分以内」を意識する

前述のとおり、Part 6にかけられる時間の目安は10分です。

1問あたり37秒で正解にたどりつく必要があります。

速く解くコツは、設問のタイプを見極めることです、

鈴木先生
鈴木先生

空欄の前後のみ or 前後の文脈、どう解くべきかを瞬時に判断するトレーニングをしましょう!

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基本は全文を読んで解く

Part 6の文章は、最初から最後まで飛ばさずに読むべきです。

飛ばし読みで解くこともできますが、全文を読んだ方が結果的に効率よく解けるケースがほとんどです。

文脈問題や文挿入問題を解くときに、多くの情報を持っているほど、正解にたどりつきやすくなるためです。

たとえ、飛ばし読みをしても省略できるのは、全体のうちのごく一部です。

Part 6の文章はそれほど長くないので戻って読み返すくらいならば、はじめから全文を読んだ方が時間を無駄にせず済みます。

文構造や品詞を理解する

Part 5とPart 6では、文構造と品詞の理解が必須です。

どこまでが主語なのか、品詞による意味の違いなどを理解できないと、意味を取り違える問題が多いためです。

感覚で解いてしまうとなかなか正解率をあげられないため、文の構造、品詞の見分け方、品詞の役割などはよく確認しておきましょう。

鈴木先生
鈴木先生

Part 6を苦手とする方の多くは、文構造や品詞に対する理解が不足しています!

Part6対策におすすめの勉強法

Part 6対策では、単語や熟語、品詞に力を入れるべきです。

語彙力や品詞の理解を中心に学習すれば、確実にスコアアップにつながります。

いずれもリーディングセクションでは必須スキルとなるため、優先的に取り組みましょう。

以下では、具体的な学習方法について紹介します。

単語や熟語は中学レベルを完璧に

単語や熟語の学習では、まず中学レベルを完璧にしましょう。

英検でいうと準2級あたりまでです。

中学レベルの単語・熟語が定着したら、TOEICの頻出語句に進みます。

ちなみに、単語帳は1冊にしぼってペースを決めて何周も学習することが大切です。

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品詞を把握しつつ精読する

文法問題において、前後の単語の品詞を見分けられることはとても重要です。

文の意味を正確にとれるうえ、選択肢をしぼることができます。

たとえば、以下の例題をみてみましょう。

鈴木先生
鈴木先生

品詞に注目しつつ解いてみましょう!

~サンプル問題~

He developed a ________ reputation as a leader of the project.

(A) respecting

(B) respectable

(C) respectably

(D) respect

解答:B

空欄の前後は、冠詞のaと名詞のreputationです。

間に入るのはreputationを形容する単語のため、(C)副詞と(D)動詞は消去します。

ここからは語彙力が求められますが、品詞を理解するだけでも選択肢を半分にしぼれます。

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Part 6対策におすすめの教材・スクール

TOEIC対策では日々、地道に学習する必要があります。

しかし、モチベーションを保ちながら結果が出るまで継続するのは意外と難しいものです。

そんなときはアプリやスクールを利用するのもおすすめです。

以下では、おすすめ教材とスクールを紹介します。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集7

本番のテストとまったく同じプロセスで制作された公式問題集です。

テスト2回分が収録されていて、本番の予行練習として使用するのに最適です。

また、正答数から参考スコア範囲もわかるので、自分のスコアの目安を把握することができます。

解説や全訳もついていて、自分で復習できる点も魅力的です。

おすすめできる方

  • TOEICを受けたことがなく、本番をイメージするために解きたい人
  • 実際にテストを受けるまえに力試しがしたい人
  • 学習してきた成果や上達度を確認したい人

おすすめできない方

  • TOEIC初心者や初級者(600点以下)でほかに教材を持っていない方
    →単体ではスコアアップにつながる力は身につきません
\ もっとも本番に近い形式の問題集 /

TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル

Part 6の問題をテスト7.5回分収録したドリルです。

Part 6専門の対策書は質の高い教材が少ないのですが、新形式ドリルは初級者から上級者までおすすめです。

2日ほどで1周できるボリュームのため、短期集中型で取り組める点もメリットです。

おすすめできる方

  • 短期間でスコアアップさせたい方
  • 本番直前のニガテ対策をしたい方

おすすめできない方

  • 間違えやすいひっかけ問題を解きたい方
    →定番のパターンがほとんどです
  • 850点以上のスコアをもっている方
    →高難度な問題はあまり掲載されていません
\ Part 6の出題パターンに慣れるならコレ一択 /

スタディサプリ(TOEIC対策コース)

アプリでTOEIC学習のインプットとアウトプットをできるコースです。

講義動画、単語のトレーニング、実践問題の3つの柱に分かれており、アプリ1つでTOEIC学習を完結させることができます。

レベルに合わせてスキマ時間を活用できる点がメリットです。

おすすめできる方

  • 通勤や通学などのスキマ時間がある方
  • スマホやタブレットで手軽に学習したい方
  • 動画授業を受けたい方

おすすめできない方

  • TOEIC関連の参考書を何冊もやりこんだ方
    →出題される問題は参考書からの引用が多いです
\ 7日間の無料トライアルつき /

RIZAPイングリッシュ

最短2か月で目標を達成するコーチングサービスです。

コースは、TOEICコースと英会話コースの2種類です。

生徒ごとに教材を選定して、オーダーメイドのカリキュラムが組まれます。

毎日の課題提出やトレーナーのアドバイスを通して、効率よい学習をサポートしてもらえます。

トレーナーは学習のサポートをするだけでなく、生徒のメンタル面も支えます。

おすすめできる方

  • 短期間で集中して結果を出したい方
  • 自分に適した学習方法を身につけたい方
  • 独学ではモチベーションが続かない方

おすすめできない方

  • お金をかけずに学習したい方
    →コーチングスクールはレッスンスクールよりもコストが高くなりやすいです
\ 2か月で150点のスコアアップを実現する /

Part 6対策では文法力と語彙力を中心に鍛えよう

Part 6は、文法力や語彙力が試されるパートです。

とくに文構造や品詞の理解が不十分だと、得点しづらい問題が多く出題されます。

時間がかかってしまう方は、どう解くべき問題かを判断できるようトレーニングしましょう。